対談「山下陽光×佐々木典士」2018.5.19
※5ヶ月前のイベントの模様をいまごろレポート。
高円寺、素人の乱12号店にて。
27人。満席。
【タイムテーブル】
14:00-15:00 バイトやめる学校1時間目
15:30-17:00 対談(←ここから参加)
17:30-18:30 バイトやめる学校2時間目
1:メモったこと(前後の流れはぶった切ってる)
山下(敬称略、以下同)「今の時代、テクノロジーがものすごい勢いで上がってるけど、景気は下がってる。もし、今日本が中国みたいに、テクノロジーが上がるのと景気が上がるのがリンクしてたら、どうなっているだろうか?」
佐々木(敬称略、以下同)「『途中でやめる』のレディースが好きで、ワンピースを買った。着るわけではなく、部屋の壁に飾ったり、床に置いたりして、しばらく楽しんだ後、メルカリで売った。差額は1,800円だった。これは新しい消費だなと。花を買うみたいに、しばらく部屋にワンピースを飾る金額が1,800円」
山下「ググるとなんとかなる。角度を変えてググるとなんとかなる」
佐々木「ググるのは修行」
山下「どうやって質問したら答えてもらいやすいか考えて質問するの大事」
山下「変化するときは気付かなくて、終わって15年くらいしてから『あれやっときゃよかった』って思う」
山下「図書館に行って、一日調べまくったら、7000リツイートくらいもらえる情報は手に入る」
佐々木「格安SIMを使っている人は高収入の人が多い」
山下「いなくなってもいいなって思うんですよね、言いたいことネットに全部書いたから」
佐々木「それはわかりますね」
佐々木「マツダはマニュアル車を生産していて、それは儲かるからではなくて『マツダはマニュアル車作ってるんだ』って人々に思ってもらうためで、古い車の修理を受けたりもして、ファンを作るという戦略。もう企業がそういう戦略に切り替えてる」
佐々木「じゃあ自分のファンを作ろうって考えるのも気持ち悪いしね」
佐々木「本(「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」)は10万部売れた。その後も僕の情報をフォローしてくれる人は数千人くらい」
山下「ミシン踏むの、一日40分くらいでいいはずなのに、今8時間踏んでる」
山下「もし文章書くので月5万円もらえるとしたら、『途中でやめる』の売り上げ目標額から5万減らしますよ。でもそこでみんな、こっちからの5万ももらうし、そっちからの5万も減らしたくない、自分だけは、ってなっちゃうから、うまい儲け話にだまされちゃうんじゃないか」
佐々木「本書くって、ドブの中で平泳ぎするみたいな感じ」
私よりガンガンメモしてる人がいて、しかも1時間半ずっと、むっちゃそのメモ見たい、と思った。
もう一人メモしてる人がいて、書店のカバー裏にメモってた。
16時59分に外から「うわ、かわいい」と若い女性の声が。
たぶん、同じ階の別会場のイベント参加者がトイレに行く時に、会場外に出してた『途中でやめる』を見て声を上げたのでは、と思われる。
佐々木さんが山下さんを評して
「山下さんが、仮に服作りだけしていたら、今の感じではやっていけないと思う。普通の人はスーパーマリオで例えると、はてなボックスのところで叩いてコインが出てくるけど、山下さんは何もないところで叩いてエアコインを出してる」
と言っていたのが、坂口恭平が鞆の津ミュージアム関連イベント(2014.1.26)で
「山下さんは、『発見家』。俺の中では『エジソン、ファーブル、山下陽光』のライン。駅の工事案内を見て『これって新しいフォントじゃね? 』(修悦体)って、まず言えないよ」
って言っていたのを思い出した。
2:感想
山下「いなくなってもいいなって思うんですよね、言いたいことネットに全部書いたから」
佐々木「それはわかりますね」
会場、別にザワついたりとかはなかったんだけど、すごいこと言っ
イベント中、山下さんが「ここにいる人同士でつながることが大事
知らずに話してたおじさんがだめ連の神長さんで、“天才・H”(山下さん命名。「バイトやめる学校」初回にやってきて、山下さんが「バイト何やってるんですか? 」と聞いたら、「何もやってないです」と答えた強者[つわもの]。ヤフオクの転売で食ってるらしい)さんに、そうとは知らずに「今からするんだったらヤフオクとメルカリどっちが
その2へつづく