はじめに~BL徒然ノートその1
私はいわゆる「隠れ腐女子」だ。
腐女子というのはBL(ボーイズラブ…金田淳子によると「主に女性の書き手が、女性の読み手に向けて描く、男性同士の恋愛やセックスの物語」)が好きな女性のことで、隠れ腐女子というのはBLが好きなことを日常生活では隠して生きている者のことだ。
高校生(90年代後半)くらいからBLに興味を持ちだしたのだが、BL友達が今まで一人しかおらず、その子とは別に好きな作品がかぶってるわけでもないので、今までほぼ一人でBLをたしなんできた。
一生カミングアウトするつもりはなかったのだが、アウトサイダー・キュレーターの櫛野展正(くしの のぶまさ)さんが著書「アウトサイドで生きている」で紹介されている「武装ラブライバー トゥッティさん」のエピソードをイベントで聞いた時に、「わかる、そう、オタって変(おもしろい)なんだよ! 『ラブライブ!』のことは全然わからないけど、腐女子も相当おかしい(おもしろい)んだよ! 」と、今まで抑えてきた「ここがヘンだよ腐女子話言いたい欲」の栓がポーンと取れてしまった。
それで、2017年7月に、生まれて初めて同人誌を作ってみた。
この ↓ イベント終了後に、“誰でもノーチャージで物販していい”という夢のような機会があったので。
その時の同人誌のタイトルが「BL徒然ノート」だ。
次からアップする以下のエントリを収録した。
恥ずかしいけど、このブログでも公開してみようと思う。
ちなみにタイトルは、トジツキハジメ「徒然」(新書館ディアプラスコミックス)からいただいた。
「徒然」はBL臭くなくて、不思議な味わいの作品なのでぜひ読んでみて欲しい。
BLではないが、同じ作者の新書館ウィングス・コミックス「俺と彼女と先生の話」シリーズも、とてもおもしろいのでぜひ読んでみて欲しい。那州雪絵好きならおすすめ。