向日性

Twitter @kojitsusei

カフェアリエにて 2018.5.20

※7ヶ月前のイベントの感想をいまごろアップする。

 

山下陽光さんの直売と交流会。

 

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大久保の駅から歩くと、韓流スターの広告がたくさんあったり、ドンキがこんな

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だったりするけど、カフェアリエは落ち着た雰囲気でとても素敵な場所だった。
ここでイベントやりたいな。


昨日(5月19日)の心残りがあったので、「起業プロファイリング送信フォーム」をできるだけ短く編集して、印刷して持っていった。

山下さんだけではなく、「浦和ねぎボトルキープ100本記念飲み会」でお世話になったおおくまねこさんと宮本さん(読書家)が会場にいらしたので、見てもらった。

山下さんからは「もうこれ、『私はこれができます』って言っちゃうかどうかだと思う」とのコメントをいただく。

おおくまねこさんと宮本さんは、ちょっと困った顔をされていた。
山下さんに見てもらうのでタイミング逃してるなと自分でも思ってたので、他の人にしてみたら、何だこれだろう。勇気の使いどころを間違ったか。でも真摯に答えてくださって、申し訳ないやらありがたいやら。



どついたるねんのファンだという20代の男性(この人にも見せた)。
沖縄から就職面接で上京してきていて、趣味でジャズピアノをしているらしい。

私が「合唱の譜読みのつきあいとか、超初級編の音楽の先生がしたい」と話したからか、「なんでクラシックの人は楽譜どおりにピアノを弾けるの?」と聞かれる。

こちらからしてみたら「なんでジャズの人は楽譜に書いてないのに弾けるの?」なんだけど、それだと話は終わってしまうので、ジャズの人の気持ちになって考えてみた。

 

「小さい頃からピアノやエレクトーンを習っていて、一つの曲を2週間から1ヶ月、毎日は練習しなかったけどまぁほぼ毎日、それを10年位した。で、ジャズの人がコード進行を理解して楽譜にない音を弾けるのの逆で、たくさん同じパターンの曲を弾いたことで、頭では分かってないけど、なんとなく体でコード進行を理解してるんだと思う。だから簡単な曲だったら初見でもだいたい弾けるんだと思う」と答えた。

そしたら、「それみんな言うんだよなー」。

そうか、あの「ブルグミュラーつまんねー」とか思いながら弾いてたのは、無駄ではなかったんだな。

 

 

 

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ダダオさんもいらしてて、「クシノテラスのデザインどれももの凄くかっこいいですね」って直接言えてよかった。

対談「山下陽光×佐々木典士」2018.5.19 その2

【タイムテーブル】

14:00-15:00 バイトやめる学校1時間目

15:30-17:00 対談

17:30-18:30 バイトやめる学校2時間目(←今ココ)

 

バイトやめる学校2時間目。

ある女性参加者が、

「ネットをしていると、ふいに悪意をぶつけられることがあるけど、どう対処していますか」

と問いを発した後、

「うんこ(悪意)投げられたくないじゃないですか」

って言ったのが、5か月経った今でも印象に残ってる。

 

私自身は、山下さんのメルマガで勧められていた「EPARKキャッシュバックキャンペーン」を実際やってみた感想(別名チョロハ活動)…ポイント獲得条件を満たすために細かい文面を読み解くのはけっこう面倒とか、スマホ持ってないと難しい(家のパソコンで前夜に注文を確定しないといけない)とかを報告してみた。

 

今回のイベントで、一つ心残りなのが「事前に二人に聞いてみたいこと・今悩んでいること(もしくは当日の感想)などメールで送ると入場無料」というおもしろい試みだったのに、事前メールを送らなかったこと。

 

山下さんおすすめの「底辺ブログ」の起業プロファイリング送信フォームを送ろうと思って、フォームを埋めてみたらワードで3枚になり、これ送られても皆さん困るよな…と思ってるうちに当日が来てしまった。

 起業プロファイリングについて | 無限の地平はみな底辺

(↑ 別に誰かに見せなくても、埋めるだけでもおもしろいですよ)

 1名くらい空気を読まない、ガチ「バイトやめる相談」してもよかったのでは、とイベント後に思った。

 

 

その後、会場で一次会。

なんということだ、素人の乱12号店はゲンロンカフェに先駆けて「会場で打ち上げができる」スタイルじゃないか。

しかもバリアフリー(エレベーター有)だし。

 

 Hさんが「ヤフオクの公平性」とおっしゃっていて、なんか大事なことのような、いまいちよくわからんような、妙に心に残った。

 

Hさんとその友達Tさんと私が同じ中学卒ということが分かって(在学期間はかぶっていない)、びっくりした。

 

 

二次会は、目当ての店に行ったら入れなくて、路上飲みになった。

ケイタさんの車椅子を男子2名が試乗する。

うち一人がけっこうやんちゃな乗り方だったんだけど、

「すごい、車運転してるみたい! 」

と楽しそうに言ってて、

ダイバーシティとかいうけど、こういうのが大事なんじゃないかな。

乗せてあげるケイタさん、懐が深いなー。

乗った2人も、ちょっとの時間なのに明らかに最初より運転上手くなってるし」

と思った。

 

 

三次会は「隆意小吃店」に行く。

お店について、松本哉さんのブログ↓

ameblo.jp

この記事を読んだ後、昨年の11月に店に行って麻辣麺(辛いけどおいしかった)を食べてみたことがあった。

 

お店に入ったら料理人のお兄さんが「お久しぶりです」って声かけてくださり、記憶力すげぇ!! と驚く。その時のレポートを途中まで書いてほっぽったままだから、仕上げてアップしようかな~。

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料理が上手くて記憶力のすごいお兄さん



今回はツマミで麻婆豆腐が出てくる。

むちゃくちゃ美味い…!!

ご飯ご飯!! と皆でコールしたら、もう今日は米がないとの事。

次来た時は麻婆丼頼もう。

 

飲みながら、Tさんとお話させていただく。

着てるTシャツのイラストがおもしろい。

ビジュアル系? のバンド活動を、本名でされてるのがおもしろかった。

 

 

「隆意小吃店」で合流した後藤さんと四次会「こにたん」へ。

後藤さんのトークが炸裂。すごい。

 

 

結局3時くらいまで飲んだ。

ケイタさんの乗ったタクシーを見送った後、Hさん達が私を自転車のところまで送ってくれて、自分達もはよ移動したいだろうに、紳士だな~と思った。

対談「山下陽光×佐々木典士」2018.5.19

※5ヶ月前のイベントの模様をいまごろレポート。

 

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高円寺、素人の乱12号店にて。

27人。満席。

 

【タイムテーブル】

14:00-15:00 バイトやめる学校1時間目

15:30-17:00 対談(←ここから参加)

17:30-18:30 バイトやめる学校2時間目

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1:メモったこと(前後の流れはぶった切ってる)

山下(敬称略、以下同)「今の時代、テクノロジーがものすごい勢いで上がってるけど、景気は下がってる。もし、今日本が中国みたいに、テクノロジーが上がるのと景気が上がるのがリンクしてたら、どうなっているだろうか?」

 

佐々木(敬称略、以下同)「『途中でやめる』のレディースが好きで、ワンピースを買った。着るわけではなく、部屋の壁に飾ったり、床に置いたりして、しばらく楽しんだ後、メルカリで売った。差額は1,800円だった。これは新しい消費だなと。花を買うみたいに、しばらく部屋にワンピースを飾る金額が1,800円」

 

山下「ググるとなんとかなる。角度を変えてググるとなんとかなる」

佐々木「ググるのは修行」

 

山下「どうやって質問したら答えてもらいやすいか考えて質問するの大事」

 

 山下「変化するときは気付かなくて、終わって15年くらいしてから『あれやっときゃよかった』って思う」

 

山下「図書館に行って、一日調べまくったら、7000リツイートくらいもらえる情報は手に入る」

 

佐々木「格安SIMを使っている人は高収入の人が多い」

 

山下「いなくなってもいいなって思うんですよね、言いたいことネットに全部書いたから」

佐々木「それはわかりますね」

 

佐々木「マツダマニュアル車を生産していて、それは儲かるからではなくて『マツダマニュアル車作ってるんだ』って人々に思ってもらうためで、古い車の修理を受けたりもして、ファンを作るという戦略。もう企業がそういう戦略に切り替えてる」

佐々木「じゃあ自分のファンを作ろうって考えるのも気持ち悪いしね」

 

佐々木「本(「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」)は10万部売れた。その後も僕の情報をフォローしてくれる人は数千人くらい」

 

山下「ミシン踏むの、一日40分くらいでいいはずなのに、今8時間踏んでる」

 

山下「もし文章書くので月5万円もらえるとしたら、『途中でやめる』の売り上げ目標額から5万減らしますよ。でもそこでみんな、こっちからの5万ももらうし、そっちからの5万も減らしたくない、自分だけは、ってなっちゃうから、うまい儲け話にだまされちゃうんじゃないか」

 

佐々木「本書くって、ドブの中で平泳ぎするみたいな感じ」

 

 

私よりガンガンメモしてる人がいて、しかも1時間半ずっと、むっちゃそのメモ見たい、と思った。

もう一人メモしてる人がいて、書店のカバー裏にメモってた。

 

16時59分に外から「うわ、かわいい」と若い女性の声が。

たぶん、同じ階の別会場のイベント参加者がトイレに行く時に、会場外に出してた『途中でやめる』を見て声を上げたのでは、と思われる。

 

佐々木さんが山下さんを評して

「山下さんが、仮に服作りだけしていたら、今の感じではやっていけないと思う。普通の人はスーパーマリオで例えると、はてなボックスのところで叩いてコインが出てくるけど、山下さんは何もないところで叩いてエアコインを出してる」

と言っていたのが、坂口恭平が鞆の津ミュージアム関連イベント(2014.1.26)で

「山下さんは、『発見家』。俺の中では『エジソン、ファーブル、山下陽光』のライン。駅の工事案内を見て『これって新しいフォントじゃね? 』(修悦体)って、まず言えないよ」

って言っていたのを思い出した。

 

 

 

2:感想

 山下「いなくなってもいいなって思うんですよね、言いたいことネットに全部書いたから」

佐々木「それはわかりますね」

会場、別にザワついたりとかはなかったんだけど、すごいこと言ってない? と思った。攻殻機動隊押井守版)の草薙素子じゃん。

 

イベント中、山下さんが「ここにいる人同士でつながることが大事なんすよ。今からみんなそれぞれ自己紹介してもらいましょうか」と言っていたが、そうなんだよな、イベントのお客さんと話すの、楽しいんだよな。

知らずに話してたおじさんがだめ連の神長さんで、“天才・H”(山下さん命名。「バイトやめる学校」初回にやってきて、山下さんが「バイト何やってるんですか? 」と聞いたら、「何もやってないです」と答えた強者[つわもの]。ヤフオクの転売で食ってるらしい)さんに、そうとは知らずに「今からするんだったらヤフオクとメルカリどっちがいいですか? どっちもやったほうがいいんですかね?」って聞いてたという。

  

その2へつづく

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フデノビルの階段を上がるとこんなん貼ってる…!!

大地監督がかっこよかった

大地丙太郎(だいち・あきたろう)監督は「おじゃる丸」「信長の忍び」など数々の名作を作るアニメ監督、演出家。
 
2016年9月5日・6日にロフトプラスワンエストで行われた「大地&太一のホロ酔い演出講座2DAYS!!」に行った時、イベント後に二日とも質問したらかっこいい答えで、素敵…!!(´,,•ω•,,`) って思った。

 

 

1日目

——大地監督ってこんな明るい人だったんですね。

「ギャグ作る人だからね」

 

——でもギャグ作る人が全員明るいわけじゃないですよね。

「でも俺一人の時は暗いよ」

 

 

2日目

(消失の質問した後も、いろいろ話してくださった)

「『うる星やつら』が好き。TVシリーズがおもしろいんだよ。演出が上手い。

あとルパン三世とかど根性ガエルとかガンバの冒険とか昔の東映とか」

 

「(既存のアニメが)おもしろくないから自分で作り始めた」

 

——大地監督の世代はアニメはあまり見てないんですか?

「アニメなんか見るなって言われてきた。本とか映画をよく見た」

 

——“俺はこれを見てきたよ”って何ですか?

「俺は狭いよ。赤塚不二夫近衛十四郎チャップリン

赤塚と近衛がチャップリンにつながる」

 

 

一日目も握手してもらったけど、二日目も握手してもらった。

手が大きかった。

「涼宮ハルヒの消失」は失敗作か?

SFファンの知り合いができたら聞いてみたいことがあって、映画「涼宮ハルヒの消失」のあるシーンについてだ。
 
クライマックスのシーンに納得いかなくて、面白かったけど、この作品って失敗作なんじゃないのかと思ったりしている。
ちなみに私はSFの素養がなく、ラノベ(というか小説)を読む習慣がない。
あとこの作品群を初めて見たのが2014年なので、流行っていた当時のアニメ誌や批評誌には当たれていない(「消失」は2010年公開)。
 
【クライマックスのシーン】(134分辺り/162分)
キョンが朝倉に刺される→意識が朦朧とする中、未来の自分の声が聞こえる→意識を失う→目が覚めると消失世界ではなく元の世界に戻っていた、というくだり。
 
「消失」は受け身だったキョンが主体的にSOS団の一員であることを選ぶ話だ。
だったら、意識を失う前のキョンがどうにかしないといけないのではないか。
宇宙人の朝倉に凡人のキョンがどうすればいいんだ、と言われれば何も思いつかないが、未来の自分が過去に戻って始末付けました、凶刃に倒れるのは既定事項です、って言われても、どうにも納得いかない。
原作も読んだが、納得できなかった。
このシーンは演出、脚本的に失敗の部類に入るのだろうか。
SFの素養があれば、この時間遡行オチは納得できるのか? 私にしてみたら夢オチ見させられたくらいなんだけど…。
 
 
 
2016年9月5日・6日にロフトプラスワンエストで行われた「『鬼才 五社英雄の生涯』刊行記念イベント 大地&太一のホロ酔い演出講座2DAYS!!」に行って、二人にそれぞれ聞いてみた。
 
大地丙太郎監督(「消失」は見てないそうだ)
「最終回とかは、さっきの『真田丸』を語る春日さんじゃないけど、自分の妄想が入っちゃうから、違うと許せなくなるからね~」
 
 
(質問の語尾に食い気味に)「僕の新刊(『鬼才 五社英雄の生涯』)読みましたか?」
 
——さっきイベントの休憩時間に買って、まだ読んでないです。
 
「じゃあ名取裕子のエピソードを読んでください。そこに僕の言いたいこと書いてます。名取裕子が『吉原炎上』で五社英雄に詰め寄るんだ。ヒロインの行動に納得いきませんって。でも辻褄なんかどうだっていいんですよ。映画ってそういうもの。辻褄が合っていなかったりする。辻褄を合わすのがお客さんの役割だから。
すてきなことじゃないですか、ずーっと一つの映画について考えるって、それだけ心に残ってるってことです。素晴らしい作品と会えたってことですよ。」
 
 
 
  
お二人に質問する前に、自分なりの答えを考えてはいた。
 「ベストではなく、ベター」なんじゃないか。
 谷川流の気持ちになってみた時、キョンを元の世界に戻す前に、ストーリー上にもう一つ障壁があったほうがいいと考えたんじゃないかな。
 
長門と言えば朝倉→朝倉にもう一度襲われるってどうだろう→おっ、なかなかいい考え→でもどうやってキョンに解決させよう?→時間遡行で解決できるな→いやでもそれじゃ夢オチって言われるんじゃ?→じゃあ読者の予想通り、キョン長門に短針銃撃って終わりにする?→いやでもそれじゃつまんないじゃん?→でも普通人のキョンが宇宙人の朝倉とまともに戦って勝てるわけないし、他にいい手を思いつかないなぁ…→これはどっちを取るかだな。何事もなく長門に再修正プログラムを打ち込んでキョンを元の世界に戻すか、夢オチって言われるかもだけど朝倉と戦わせるか…
 
って作者が考えたかは分からないが、勝手にこう考えてみた。
 
物語のプロである大地監督と春日さんに聞いたら答えが出るかなと思い大阪まで行ってみたけど、面白かったけど、スッキリはしなかった。
正解はないんだから、自分の答えは自分で見つけるしかないんだよなぁ、というすげえ当たり前の結論で。
 
私は物語が書けないけど、こういう想像を積み重ねることが作劇の訓練になるのかなぁ、なんて思った。

昨日の夢(刀剣乱舞)と、プスッとする未来

 昨日、「刀剣乱舞」のキャバクラに行く夢を見た。

 

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なんで?? 別に好きじゃないのに。

ゲームしたことないし、アニメもニコ生の一挙放送でずいぶん前に見ただけだ。

そしてキャバクラにも執事喫茶にも行ったことないのに。

 

人間がコスプレしてるのではなく、アニメの世界観の中に自分が入った感じだった。

場所はキャバクラや執事喫茶の内装ではなく、「本丸」と呼ばれるキャラ達の拠点。

 

入場料だけじゃなくオプション(ソフトドリンク飲み放題+軽食食べ放題、私もキャラも)付けて一万円だったので、「これで一万か…。通うなー」と思った。

 

なんでソフトドリンクなんだよとか(酒が飲めないわけではない)、軽食の内容が【茶菓子、サンドイッチ、ざるそば】とか意味が分かんないけど、そこはまぁ夢なので。

 

夢なら夢で楽しめばいいのに「これは金を払ってるから得られるサービスなんだ」と自覚して目の前の光景を受け入れていた(本丸の中を案内してくれるキャラがいたり、そば食べてるキャラが「ごちそうさまです! 」とか言ってくれる)。

 

 

んで起きてから、今の技術では無理だろうけど、「プスッとする未来」が来たら可能なんじゃないかなと思った。

 

「プスッとする未来」って何なのかというと、モバイルの歴史がポケベルがPHSになりケータイになりスマホになり、腕時計になりメガネになり…そしたらあとはもう体に線をプスッってするしかないじゃないか。攻殻機動隊の「電脳化」は何十年後かにはやってくると思う。

最初は「プスッとするなんて」って風潮なんだろうけど、スマホの普及みたいに、ある時点から急激に普及するんだろうな~。

  

 

 2017年年末~2018年年始にかけて、7月に新宿にできたVR施設「VR ZONE SHINJUKU」の特集をワイドショーやバラエティーでしていた。

ワイドショーもバラエティーも、「高所恐怖SHOW」という、地上200メートルで木の板の先にいる猫を助けましょう、というアトラクションを取り上げていた。

   

 

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出演者はテレビだからなのかもしれないが、派手に驚いたり、一歩も動けなくなったりしていた。ただ中に一人、何のためらいもなくスタスタと歩いて猫(に本人には見える置物)を持ち上げて戻ってきた女性タレントがいて、おもしろかった。

 

「これ、今後はエロと拷問の分野で発達するんだろうなー」と正月早々、見ながら思った。

 

 思った瞬間に頭に浮かんだ漫画2コマ、狂四郎2030とバナナフィッシュ

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徳弘正也狂四郎2030」2巻23ページ 集英社ジャンプ・コミックスデラックス

 

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吉田秋生BANANA FISH」17巻30ページ 小学館フラワーコミックス

 

 知り合い(男性)に話したら、エロはもうけっこう進んでるそうだ(個室ビデオ屋VR体験ができるらしい)。てことは拷問も…。

 

 

 

「プスッ」が進んだら、「自我って何なんだろう? 」「人間を人間たらしめる要素って何なんだろう? 」っていう問いが絶対出てくる。

そう考えたら、この問いを1989年に著した士郎正宗、1995年に映画にした押井守ってすごいな~って今さらながら思った。

これがSFの力なんだろうか。

試験は突然やってくる

「あなたが好きって言ってたから、アズマヒロキの画像検索してみたんだよね」

 

事務の仕事をしている。

たまにちょろっと隣の人と話をして、どこに住んでるとか、余暇の過ごし方とか。

右隣りのMさんは五反田に住んでて、私が「ゲンロンカフェ行きまくりじゃないですか!! 」と言ったら「そんなうらやましがり方なのw」と返されて、次の日冒頭のセリフ。

 

Mさん「さすがに動画は見なかったんだけどね」

私「私も誰が見るんだろうと思ってたんですけど、人に薦められて見てみたんですよ。

その動画が、初めて見たとき鳥肌立つくらい面白くてすごい好きなんですけど、東浩紀ひろゆき(私「2ちゃんねる作った人なんですけど知ってますか? 」Mさん「知らない」)がネコ耳付けた、ニコニコ超会議の動画がyoutubeにあるんですよ。

そこで東浩紀がペットボトルをたとえに、理系と文系の違いをすごいわかりやすく言うんですよ」

Mさん「どういうこと? 」

 

一瞬、「家で見返して要約してきます!! 」と言いかけたのだが、思い直して、今、言ってみることにした。

 

私「東浩紀が『ペットボトルってあるじゃん』って、対談で用意されてたペットボトルを手にするんですよ。で、『ペットボトルって、こうやって落としたら落ちるよね』って床に落としてみせるんですよ。で、『ペットボトルを落としたら落ちるって、何回やっても落ちるよね』って」

Mさん「そうだね」

私「東浩紀が『何回やっても落ちるって、理系の考え方だよね』」

Mさん「あー、そうだね」

私「東『で、歴史って文系じゃん』」

Mさん「うん」

私「『歴史って、何回も繰り返すと違う結果になるかもしれないよね』」

Mさん「あ~!! 」

私「『学問っていうのが、ある時に、繰り返したら何回やっても同じ結果になる、っていうのを学問の条件に入れたんだよね』」

Mさん「そうだね! わかる!! すごいよくわかる!! 」

 

私「東浩紀がすごいのは、“難しいことを簡単な言葉で言ってくれる”ところなんですよ。朝生も見るんですけど、あれは“難しいことを難しい言葉で言う”から、1時間くらいすると分けわかんなくなって、テレビ消しちゃうんですよね。東浩紀は東大だから、難しい言い方なんかいくらだってできるはずなんですよ。でも東浩紀は“朝生を最後まで見られない私”にも分かる言葉で言ってくれるから、すごいんですよ」

 

 

家帰って、ちゃんと言えてたかなって、もっかい動画見てみた。

www.youtube.com(話自体は36:00~頃から始まる。ペットボトルのたとえは39:43~頃から41:40頃まで)

 

けっこうちゃんと言えてたε-(´∀`*)ホッ

 

試験や本番は日時があらかじめ決まってるものだけど、“現実の試験や本番(ケンカとか)”は突然来るよな~と思った。